「時給思考」から抜け出す

あるクライアントさんが
オンライン化したサービスの
料金が本当に適正か試したくなり、

お客さんにアンケートを
取ることにしました。

「いくらくらいなら
 価格が適正と思いますか?」

「いくらくらいで
 価格が高いと感じますか?」

みたいなことを
調査したのですが……。
 

ちなみに、こういう
センシティブなアンケートは
思ったことを率直に
書いていただきやすいように
匿名でとっています。

 

そしたら、そのサービスの
ファンみたいな人から
アンケートの回答が来ました。

備考欄にびっしり書かれた感想を
ざっくりと要約すると、

「あなたのサービスにはすごく
 手間がかかっているのを知っている。
 その分の料金をぜひ取るべきだ」

みたいな。

わー、この人たぶん
すっごいファンだ!
めちゃくちゃ嬉しい話です。

 

こう言っていただけるのは嬉しいのです。
 

ですが、残念ながら……
答えは「No!!!!」です。

 

最初に結論を書くと、 

ものの値段を
時給や時間単価ベースで
考えたらダメです。

お客さんに与えた
価値で見るべきです。
 

かけた手間に、
直接的な価値があるわけでは
ありません。

それを提供するのに
かかった時間・手間と
お客さんに与える価値は、
等価ではありません。
 

ここを履き違えると
さまざまなズレを起こします。
この履き違えを勝手に
「時給思考」と呼ぶことにします。
 

ここでひとつ、
経験的に面白いことがあります。
こういうことを
書いてくれる人に限って
本当に値段が上がると
買わなくなってしまうのです(笑)。
 

なぜなら、
こういうことを言い出す人自身が
「時給思考」だからです。
この人は、応援はしてくれるけど、
値段があがったら離れてしまう
可能性が高いです。

 

で、これは私たち売り手にも
とても大事な話です。

提供するのに手間がかかるかどうかと
つける値段は、関係ありません。

もっと言えば、
手間がかからないものでも
お客さんに与える価値が高ければ
値段をあげる十分な理由になります。
 

「時給思考」に陥ってませんか?

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