いくつもの案件を
同時に抱えていると、
ある案件から
別な案件の作業に移る時に
すごく頭が働かないというか、
何も手が動かないことがあります。
いわゆる
「頭が切り替えられない」とか
「煮詰まった」
という状態です。
こんな時にどうしたらいいか
いろいろ実験しましたが、
「スパッと諦めるのが
最終的に効率がよい」
ということが分かってきました。
かのドラッカーさんも、
「成果を上げるためには
まとまったカタマリの時間を
取りなさい」とおっしゃってます。
人は、そうそう新しいことに
次々と効率よく切り替えられる
ものじゃありません。
だとしたら、
どう切り替えていくかが大事です。
ぼくが切り替えにあたってやるのは……
●新しい案件の資料を読み込む
●タスクを細切れにしてみる
(調子が良ければ30分くらいで
できる量を決める)
●これを10分やってみて
思ったほど進まなかったら、
諦めて数時間のインターバルを取る
こんなルールを敷いています。
どうやら、体感的に言うと
脳に新しい情報を覚えこませるために
数回の反復と、情報定着のための
ある程度の時間が必要みたいです。
(あくまでぼくの体感なので、
科学的に違ってたらごめんなさい)
この作戦、1回目では
ほぼタスクは終わらない前提です。
でもそれでOKです。
出力できることよりも、
新しい案件の内容でいちど
頭をいっぱいにすることが
重要なのです。
これを自分の中では
「ロード時間」と呼んでいます。
これを1〜2回やると、何回目かに
突然すんなり作業に入っていけます。
たぶん、脳が新しい案件に対して
準備運動を完了したのでしょう。
アウトプットはここからでOKです。
むしろ、この状態まで
アウトプットに
取り掛かるべきではありません。
例えて言うなら、
車で100kmの道のりを走ろうとする時、
時速10kmでしか走れない
ポンコツな状態のまま
無理に頑張って10時間かかるよりも、
整備に3、4時間をかけてでも
時速100kmで走れるコンディションを
整えてから走り始めたら
たった1時間で着いてしまいます。
自分が仕事を集中してできる
コンディション作りこそが大事ですし
そこに時間をかけた方が
最終的に早く終わります。
ちなみにこのやり方、
ある受験勉強の方法に
ヒントを得てやってみました。
受験勉強で
どうしても集中できない時には
あきらめて5分とか10分、
休むといいらしいです。
で、戻ってきてまた5分やる。
何回目かですっと入っていける
ようになるそうです。
机の前でウンウン唸ることが
仕事ではありません。
気持ちよく、楽しく
仕事に取り組んで、
早く快適にアウトプットをできる
コンディションを作りましょう(^ ^)
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