商品作りで、最初にネーミングにこだわってはいけない訳

ぼく、実はネーミングが苦手です。
コピーライターなのに(笑)

 

コピーライターだからこそ、
ともいえるかもしれません。
簡単に決められないのです。

 

で、昨日はある
クライアントさんが開催する
イベントのタイトルを
考えていたのですが……。

考えていたのは、
気の利いた名前とかではありません。

 

タイトルでは

・誰に向けたものか?
・何が得られるのか?

これを一言で伝えることが
極めて重要です。

 

たとえば時々、
こんなのあるじゃないですか。
(イベントの内容は適当です)
 

「リストラに不安をもつ
 サラリーマンのための
 交流会をやります。
 たとえ困難があっても
 何度でも蘇って欲しいという
 願いを込めて、会の名前を
 フェニックスの会としました」
 

みたいな。
ださいけど(笑)

作った側はどれだけ
思い入れたっぷりでも、
フェニックスの会という
名前を見た人が
サラリーマン向けの交流会とは
絶対に思わないはずです(笑)

 

パッケージ商品の場合は
考え方が変わりますが、
運用が多少柔軟な
イベント・セミナーの場合
最初からこういうネーミングを
考える必要はないと考えています。

むしろ、最初からネーミングにこだわると
ぜっったい人が集まりません。

もしフェニックスの会の
代表さんから依頼が来たら、
ぼくなら断ります(笑)

 

それよりも圧倒的に大事なのが
タイトルで「誰に、何を」を
しっかり表現することです。
 

ターゲットを
明確にする

「●●のための」
「◆◆向け」

という言葉とか、

 
参加者が受ける
メリットを明確にする

「△△になれる」
「□□ができるようになる」

みたいな表現が
必要です。

 

たとえば、

●40代サラリーマンのための
 お手軽複業スタートセミナー

●話し下手でも30分で
 スピーチができるようになる会

●運動不足の主婦のための
 自宅でお手軽ダイエットチャンネル
 

みたいな感じで、
「誰に、何を」を
表現してあげるべきです。

 
ゴロが悪くなってしまったり
略称を作りづらく
なったりするのですが、
初期の集客においては
全く不要と考えています。
 

人は、ネーミングの
かっこよさではなく
「何が得られるのか」で
参加するわけですから。
 

かっこいいネーミングは、
イベントに十分に人が集まってから
ゆっくり考えても遅くありません。

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