相手のメリットになるように言い換えてみる

何かの商品・サービスを
オススメする言葉を書くときに大事なこと。

言葉を受け取る読み手、
つまりお客さんに
とって大事なのは

「これは自分のメリットになるか?」

ということです。
 

これを意識せず、
提供側が一方的に
自分のサービスのウリだと
思っていることだけを並べても、
相手はその価値を
認識することができません。
 

これは、例をあげないと
理解が難しいので、
さっそく例を書きます。

 

たとえば、
初回は長時間セッションを
提供することを
ウリにしている
カウンセラーの場合……

 

「うちの初回カウンセリングは
 普段より長い、120分です!」
 

カウンセリングを提供する
本人にとっては、
「普段よりも長時間で
 話を聞くぜ、どうだ!」
 となっているかもしれませんが、

これだけ読まされても
相手にとっては時間が長いことの
メリットがピンときません。
つまり、まったく響きません。

 
そこで…

「きっと、あなたが
 今抱えているお悩みのことで
 お話ししたいことが
 たくさんあるでしょう。
 ぜひ、私に聞かせてください。

 あなたのお話をしっかり
 聞かせていただいた方が、
 今後あなたと一緒に解決策を
 探していくにあたって
 よりよいアドバイスを
 ご提供できるかと思いました。
 そこで、初回のみ
 カウンセリング時間を120分にします」
 

みたいな。
これだと、読み手も
「ここならしっかり話を
聞いてもらえるな」と
思ってくれそうです。

相手の悩みに寄り添い、
それを解決するために
このメリットがあるんだよと
伝えることで、
相手にもその価値が伝わります。
 

もう一個ぐらい
やってみましょうか。

 

講師の方で、
講座終了後にひとりずつ個別で
質問や相談を受け付ける
「個別面談」をつける人が
最近増えてきました。
(特にZOOMだと簡単にできます)

その告知で

「この講義は、講義終了後に
 30分の個別面談付きです!」

とだけ書いている人も多いのですが
これだとやっぱり、ピンときません。
少なくとも過去に個別面談を経験して、
メリットを知っている人でなければ
この言葉だけでは動かないでしょう。

 

そこで…

「この講義を受けてみて、
 さまざまな疑問をお持ちに
 なる方も多いでしょう。
 特に『知識はわかったけど
 実際に自分の生活の中で
 どう当てはめたらいい?』
 という声を多く頂戴しています。

 そこでこの講座では、
 終了後に30分の個別ZOOM面談を
 希望者に実施しています。
 講座の知識をあなたの実生活に
 取り入れるための時間として、
 どうぞこの個別面談を
 有効に使ってください」
 

とか。
特に講座系って、
「理屈はわかったけど
 具体的にどうしたら
 いいんだよー!」
っていうのがよくあるので、
そのサポートをしますと
いうことを伝えると、
メリットが分かりやすくなります。

 

こんな感じで、
「相手にとって何がメリットか」
の一手間を加えるだけで、
あなたのご提案を相手にとって
受け入れられやすいものに
変えることができます。

 

おそらくあなたが
提供しているメリットは
本当に価値のある
ものだと思うのです。
 

それを多くの人に届けるために
ぜひもう一手間、
「相手のための言葉」を
加えてみてください。

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