「ひとり社長こそ、絶対に自分の本を出した方がいい!」と思う3つの理由

ひとりで会社や事業をしている、いわゆる「ひとり社長」とか「ひとり起業家」の方、たくさんいらっしゃいます。かくいうぼくもそうです。

こうしたスモールビジネスをしている人ほど「本」というメディアを上手に使った方がいいということを、私は普段からお伝えしています。
それも、一般的なビジネス書のボリュームよりもコンパクトで、気軽に作ることができる「小冊子」という方法をおすすめしています。
うちの「RICE BOOKS」で扱っている本も、多くがこの形式です。

本を出すことの大きなメリットのひとつは、やはりブランディングの威力の強さです。
「著者」というブランディングができるようになると、ビジネスの規模が小さいことによるハンディキャップを簡単にひっくり返すこともできるようになり、さらには本が強力な集客ツールにもなってくれます。
これが、「ひとり社長こそ本を出した方がいい」という大きな理由です。

このあたり、どういうメリットがあるのか具体的にみていきましょう。

本を出すことで、専門家として認知されやすくなる

自分の行っている活動やビジネスにについての専門的な本を出版することができたら、そのジャンルの専門家として周囲に認知してもらいやすくなります。
ぼくもコピーライティングとかマーケティングの専門家として小冊子を出しています。このような本を出したという時点で、周囲の人からは「本を書く程度には専門的な知識・経験のある専門家なんだな」というふうに認知されやすくなります。

これを、逆の視点から見てみましょう。
たとえば、あなたが何らかの仕事を外注したいとします。その時、「せっかく何かを依頼するなら、より専門性が高くて優れた人にお願いしたい」という心理って、当然起こりますよね。
こんなときに、本を出版している人の方が相手のことをより専門的に感じませんか?
さらには、依頼する前にその本を読むことができれば、その人の専門性をより深く知ることができますし、さらには信頼感や安心感にもつながります。

これこそがブランディングの第一歩です。
(もちろん、提供するサービスの中身が伴っていないとダメですが(^ ^;))

本を書くこと自体が簡単に真似できないので、動画など他のメディアと比べてライバルが少ない

今は、情報発信のメディアとしてYouTubeをやっている人も結構多くなりましたよね。
ですが、質の良い動画が気軽に撮れるようになりましたし、撮影や編集を安価で外注してくれるところも多くなりました。YouTube参入の敷居はどんどん下がっています。こうした中でライバルに差をつけるのはかなり大変なことです。

一方、本を書くことは、けっして簡単ではありません。もう、10冊以上の本を実際に書いた立場からいいますが、本当に楽じゃないです(笑)。
ぼくが制作に多く携わり、自分でも作っている「小冊子」は、A5サイズで80ページから120ページ程度で、一般のビジネス書よりは少なめのボリュームですが、それでも原稿の文字量で言えば数万字が必要です。
これだけの原稿を腰を据えて書ける人はなかなか少ないです。
「本を出したい」という人はたくさんいても、実際に出版に漕ぎ着けた人は少ないです。以前に集客用小冊子印刷のアート印刷さんと共同で行ったアンケートでは、本を出したいと思っている人のうち実際に出せている人は1割にも届きませんでした。

だからこそ「本を出している」という事実自体が、相手に強い印象を生みますし、ライバルと圧倒的な差を生むのです。

電子書籍もブランディングには役立つが、紙の本の方がお客さんとの関係性を築きやすい

本といえば、Kindleなどで電子書籍を出版している方も多くいらっしゃいます。
電子書籍も立派な本の一形態です。これもブランディングにはとても役立つと思います。少なくとも、そのコンテンツの価値や、原稿を書くための労力については、紙も電子もまったく変わりません。

ただ、やはり物理的な紙の本が存在するというインパクトは、電子書籍よりも大きいなと感じています。
単純に紙の本の方が、印刷費などのコストが大きくかかります。Webメディアと違って一度出版したら修正もやり直しもききません。そうしたコストや手間をかけて作っている分、相手に本気度を伝えられるという部分はあると思います。

それと、電子書籍は配布が難しいと言う弱点もあります。
Kindleだと、一人一人がKindleストアで購入する必要があります。さらに、相手がKindleを使っていないとか電子書籍を読む習慣がなかった場合、そもそも手に取ってもらいづらくなります。
いっぽう、紙なら手渡しできるので、普通に販売する以外にも、たとえばプレゼントやイベントの参加特典にしたり、さまざまな使い道ができます。

さらにこ紙の本特有のメリットとして、本にサインをしてあげられます。これ、意外と普通に喜ばれますし相手との関係性を作るのにも役立ちます。ぼくも、サインする機会が増えました。日々練習をしてます(笑)。

電子書籍自体は、自分のコンテンツを世に広めると言う観点では悪くない選択肢だと思っているのですが、マーケティングやブランディングというところまで含めて考えると、紙の本の方がより効果が高いというように思っています。

ということで、小冊子出版、ぜひ多くの起業家・事業主の方にチャレンジしてみて欲しいです。
大変ですが、やっただけの価値はありますよ。

P.S.

こうしたお話を一冊の小冊子にまとめています。もしあなたが小冊子出版を使った集客やマーケティングに興味をお持ちでしたら、こちらの本も併せてどうぞ。

「IT全盛時代の逆を行く 超小冊子集客術」詳細ページへ

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