マーケティングの「分析」に振り回されないために

マーケティングの本を読んでいると
さまざまな分析方法が登場します。

たとえば3C分析とか4C分析、
(Cがひとつ増えただけのように
 見えますが別物の分析方法です)
4P分析、SWOT分析とか。

一応説明はできますが、
分析が多いと頭でっかち感が
出てしまうので
あまり使っていません。
 

というのも、
マジメな人ほど
よく陥るパターンとして
こういうことを
あまり理詰めにしてしまうと
「理屈ではこうだから」と
実際のマーケットが置き去りに
なってしまいます。

マーケティングにおいて
すべての答えは市場にあります。
パワポの中には答えはないのです。

もっと言うと、
マーケティングでは
お客さんの感じることや
考えていることが全てです。
 

その辺も踏まえて、
とりあえず3Cだけ知っとけば
いいんじゃないかと思ってます。
他は正直、実務で
ほぼ使ったことがありません。

 
この3Cとは、

・Customer (顧客)
・Company(企業)
・Competitor(競合)

のCですが、企業の代わりに
自分の販売する商品と
置き換えても良いです。
その方が分かりやすいです。
 

つまり、
お客さんと、自分の商品と、
競合をよく知ろうということです。
 

さらに、その中でもぶっちぎりで
最初のC、つまり顧客のことを
調べるのが大事なのですが、
みんなここがうまくできません。

みんな、こうした分析の時に
自分の商品のことから入っちゃいます。
これが「プロダクトアウト」の状態です。
 

たまたまマーケットと
マッチすればよいのですが
本当にそれをお客さんが望んでいるのか、
そこが一番大事なポイントです。

 
そういう意味では
「とにかくお客さんのことを知れ!」で
事足りるんだけどなー……というのが
実際に現場にいてよく思うことです。
 

ちなみに、昔
ダイレクト出版の
認定セールスライターに
なるための勉強をしていましたが、
今思ば、カリキュラムの前半は
3Cをどうやってリサーチするかと
いう話を、延々とやっています。
その中でも顧客のリサーチが半分でした。
それだけ大事ってことです。

 

マーケティングにも
理屈は大事ですが、
まずはお客さんの方を向くことが
第一歩です。

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